- 「インプラント治療は無理」と専門医に言われてしまったのですが?
- インプラント治療ができないケースとしては重度の、糖尿病、心臓病、高血圧や低血圧、腎臓や肝臓の疾患、喘息、 リウマチなどが考えられます。しかし、インプラントの治療が可能かどうかは、すべて症状次第で決まると言ってよく、こう した症状があるからダメだと初めからあきらめる必要はありません。ただし、病気ではありませんが、妊娠中は避けたほう がよいとされています。 要は、症状の詳細と治療状況をできるだけ正確に伝えていただくことが大切です。特に重症でない場合は、患者さん の主治医にインプラント専門医が相談しながら、インプラント治療を行うことは、まったく問題ありません。
- 痛みや腫れが心配なのですが?
- インプラントの手術に際しては、普通の歯科治療でもよく使われている局所麻酔や静脈内鎮静法を用います。 局所麻酔は治療箇所の歯肉に麻酔薬を直接注射し、神経をマヒさせるもので、静脈内鎮静法は浅い眠りについた 状態になる麻酔法です。両方とも基本的に痛みを感じることはほとんどありません。術後、麻酔の効果が切れるまで 2~30分ほど安静にしていれば、そのまま帰宅していただけます。 また、手術の直後、多少の痛みをともなうことがありますが、痛みの程度は通常の治療で歯を抜いたときと同程度で、 処方した鎮痛消炎剤を飲んでいただくと1~2日で落ち着きます。 腫れについては個人差があり、腫れる人もいれば、まったく腫れない人もいますが、痛くて眠れないようなことはありませ ん。腫れが出る人の場合、ピークは術後2~3日頃で、長くても一週間ほどで落ち着きます。手術を行った当日は過 激な運動、アルコール、お風呂などは控える必要があります。もし痛みや腫れが出た場合には、冷却ジェルシートなど を使用するとよいでしょう。
- インプラントでどのくらい噛めるようになれるのでしょうか?
- 治療後の噛む機能は著しく改善されます。慣れるまでは多少違和感を感じることもありますが、その期間を過ぎれば、 天然歯に匹敵する機能が得られます。煎餅、リンゴ、たくあん、フランスパンなどのように硬い食品でも、すべて以前のよ うに食べることができます。 もっとも、インプラントも万能ではありません。人工歯根を支える骨と歯肉の健康を保つため、日常のブラッシングが必 要であることはもとより、ビール瓶の蓋を歯であけるようなことは厳禁です。 入れ歯と自分の歯とで噛める力を比較したデータを見ると、奥歯の場合、従来の入れ歯がせいぜい10キロを超える 程度であるのに対して、天然歯は30キロ以上と約3倍もの差があるとされています。そして、インプラントの場合はとい えば、ほぼ天然歯と同程度の噛む力を取り戻すことができます。
- インプラントはどのくらいもつものですか?
- 重い糖尿病に罹ってしまったというような場合や、口の中を不衛生の状態で長く放置し、周囲炎で歯茎が弱り骨が 溶けてしまった場合など、一生もつとは保障できません。 個人差があると思いますが、「ブローネマルク・システム」が日本に導入されたのが1982年ですから、データ上では 20年以上はもつことになります。本院では10年という長期間の保障をしています。またインプラントが長持ちするかど うかは、残っている天然歯の本数や噛み合わせ具合、歯にかかる負担の度合いなど、いくつかの要因で異なります。
- 遠距離でもインプラント治療を受けることは可能ですか?
- インプラントの治療期間は比較的長期にわたるので、通院距離は患者さんにとって大切な問題です。インプラントは 最新の治療法なので、気軽に「近くの歯科医院でやってもらう」というわけにはいきません。極端な話、新幹線や飛行 機に乗ってまで通院することが、実際に可能かどうかと不安に思う方は多いと思います。 しかし、最初のカウンセリングの時にしっかりとした計画を立てておけば、無理のない通院で治療を終了させることが 可能です。これまで当院でインプラント治療を受けられた方のなかには、遠距離から通院し、現在も定期的にメンテ ナンスを受けられている方が何人もおられます。また、具体的な計画の相談に応じることはもちろん、場合によっては 宿泊施設の紹介をお手伝いするケースもあります。






